「雲、出掛けるか?」 「えっ?」 初めて人間の世界を那津と手を繋いで歩いた。 もちろん、あたしは人間に姿を見せながら。 「何あれ!?」 少し先に見える屋台を指指しながら聞いた。 「あぁ、クレープ屋」 「クレープ?」 何それ…