「好きでここに住んでるワケじゃねえよ」 「……………そう。じゃあんた出ていきなよ。お前が出ていったって私の生活が変わるワケもない。」 チクンと胸が痛んだ。 「…わかったよ。出てけばいいんだろ?」 財布と携帯だけを持って出て行こうとすると、母親が言った。