空を見上げて、ため息をついた。 「~…、…あ?由愛さん?」 ハッと気が付くと、私の前には男がいた。 「お~やっと気が付いた。あんた、由愛だろ?」 いつしか自分の世界に入っていて、目の前の存在に気が付かなかった。