その頃、亜由美は幸恵と話していた。



「完璧に負けた・・・」


そう言う亜由美を見つめる幸恵。


「戦いも、人としても・・・」


幸恵はやさしく微笑んだ。


「真樹くんが惚れるわけだ。」


「そうやね・・・」


沈み行く夕日を亜由美と幸恵は
じっと見つめていた。





その夜、真樹と真菜がどうなったか?

あれから二人は、旅館の料理を
たらふく食べさせてもらった。


『腹の皮張れば目の皮緩む!!』


真菜はスヤスヤ夢の中へ・・・
真樹は悶々とした夜を過ごした・・・