「亜由美ちゃん・・・」


「亜由美さん!?」


「亜由美!?」


「ゲホッ!! ゲホッ!!」


亜由美ちゃんは咽せて咳き込んだ。


自分の目の前に起こった事を
把握できているのか、
亜由美ちゃんは涙目になりながら
体を震わせ出した。


その時、観客の中にカメラや
携帯カメラ構える奴らが!!



はっ!? 


俺は咄嗟にカメラの前に立とうとした。


ダメか!?


間に合わない・・・