「はい、ありがとうございます。」


そう言って真菜は軽く頭を下げた。


はっ!? なんで!?



「「真菜!! 真菜!!」」


そして会場はしばらく
真菜コールにつつまれた。



俺はただ呆然と割れんばかりの
声援を聞いていた。



自慢げに俺の元へ帰って来る真菜。


「真樹!!」


真菜の飛び切りの笑顔。