『誰にこの幸せを伝えたいですか?』


真菜はチラッと俺の方を見て、


『そこにいる、私の彼氏に伝えたいです。』


会場の視線は一斉に真樹に向けられた。



『最後に喜びの言葉を一言。』


『みなさん、今日は応援に来てくださって
ありがとうございました。
みなさんの声援のおかげで
勝つことができました、本当にありがとう。』


真菜は深々とお辞儀した。


「こっちこそありがとう!!」


そんな嬉しい言葉も飛んできた。