と、考えようとしたところ。


静かにドアが開いた。



そこにいたのは、
茶色い髪に少し入ってる
赤メッシュに
整った顔、
170ありそうな高い背、


そして、あたしに気づき


「あれ?天宮さんじゃん」


にっと笑う、あたしの隣の席の


丘崎竜…





って、えぇ!?
何故ここに!?


あたしは驚いて、体をガバッと起こし、丘崎くんを見る。




『丘崎…くん?』


「あ、名前知ってんの?」


『う、うん。実咲に教えてもらって…』


「あぁ、そういうことか」


丘崎くんは、納得するとあたしに近づいてきて、あたしの隣に座った。



ち、近いー///!


え、ちょ、イケメンが目の前に!



「赤塚、」


ボソッと呟いた丘崎くんに『え?』と聞き返す。



「クラスの担任、勝手だろ」



あぁ、そういう事。

多分、さっきの出来事を言っている。



『う、うん。ま、まぁ確かに…』




距離が近いため、少しキョドるあたし。



だけど、そんな事はスルーし、喋り続ける。