バレンタインのキセキ。





それらを指示されたとおり、棚の中に入れた。



棚は、なんか普通に木でできたるやつだった。



なんか、学校にあるロッカーみたい。笑





「真李奈、どこ乗りたい?」


竜がジェットコースターを指差しながらあたしに問いかけてくる。



『んじゃあ、やっぱり真ん中かな』


「よし、1番前空いてるし、1番前乗るぞ」


『はっ!?…って竜!?』



竜は無理矢理あたしを1番前のところまで、手を引いていく。




竜さん?
さっき質問したよね?

あたし、ちゃんと答えたよね?

真ん中って言ったよね?

うん、確かに言った。



なのに!


何で1番前になるわけ!?





しかもこれ、
この遊園地で1番怖いって
言われてるジェットコースター
じゃん!?




足ぶらだよ?

ぶらぶらどんぶらこだよ?←



なのに1番前なの!?






心の中で喋りまくってる間に、ハッと気づいたときには既に遅し。



もうあたしと竜は1番前に座っている状態だった。


しかも安全バーロック済み。



あと少しでスタートしそうだ。