バレンタインのキセキ。





あたしは悩んだ挙げ句、

髪の先だけ軽く巻いて、黒のリボンのついたカチューシャをつけるという、簡単なものにした。


うん、本当簡単だったけど
服に合ってるしいいや♪笑



メイクはお姉ちゃんに
頼もうかな?



あ、アクセつけてなかった。
と思い、お姉ちゃんに借りたネックレスをつけたあと、昨日竜にもらったネックレスをつける。


そして、鏡の前でニヤけるという気持ち悪いやつはあたしですよ。


竜にとってもらった時計もつけた。









『おはよ〜』

「あら、真李奈おはよう。可愛い格好して♪デート?」

『うっ…まあそんなとこ』

「あらあら、早いわねぇ〜」



あたしは、メイク道具を持ちながら、下へ降りていくと、お母さんとゆったりした会話。


お母さん、天然だからなんか
話してるとゆったりした会話に
なるんだよね。



「お、真李奈〜♪おはよっ!可愛くできてんじゃん♪」

『お姉ちゃんっ!おはよ〜本当に?』



キッチンの方にいたあたしに近寄ってきたのは、リビングの方にいたらしきお姉ちゃん。