バレンタインのキセキ。





お姉ちゃんが、あたしの為に選んでくれた服は、

淡いピンク色の
"ビジューつきシフォンチュニック"に

薄めの水色の
"フリルの少しついたショートパンツ"

だった。



うん、"THE・春"って感じ。
そして、"THE・女の子"って感じ。


まあ、実際着たら、ショーパンは隠れるから見せパンみたいな?


あとオシャレめなネックレスも合わせた。




「真李奈、これで大丈夫?」

『うん!後は自分で考えるね!』

「了解〜!頑張ってね?」

『は〜い!じゃあ、服とネックレス借りるね!本当ありがと♪』

「いいえ♪じゃ、おやすみ」

『おやすみ〜』



お姉ちゃんが部屋をでていったあと、あたしはスウェットに着替え、服をキレイにハンガーにかけて、携帯でタイマーをセットして、眠りについた。



(うん、結局楽しみと緊張ですぐには寝れなかったけど)









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アラームのEX○LEの曲で目が覚め、2階にある洗面所で顔を洗い、着替えることにした。



『髪型は…これでいいかな』