バレンタインのキセキ。





「ごめんって〜!」


全然反省の色ねぇな、おい。



「あっ!真李奈〜♪クレープの約束あったよね〜?」


話変えたな&覚えてたのか
この野郎。

という気持ちになり、
思いっきし冷ややかな目で
実咲をみると、


「あ〜もう、ごめんって!ね?その目怖いし!」


と、いつもの態度で流されそうになった。



そんな実咲に『はぁ…』と軽くため息をつき、


まあ、約束だし…
てか、皆分買わないと
何か二人でたくらん
でたのわかっちゃうじゃん…

あーあ、クレープじゃ
なくてお菓子にしときゃ
よかった。


など、いろいろと考えながらも


『まあ、約束だしね!はい、お金!ついでに皆分ね!』


「ほいほ〜い♪」


結局、実咲に2000円渡す事に。


そのまま行かせようかしたけど、何故かしら、不安に思えたので、『あたしも行く!』と実咲に言い、皆には『ちょっと少し買い物してくる〜』と言ってクレープ屋に走り出そうとしたところ、


「ちょっとー!?女一人置いてくな馬鹿ぁ!逆ハーレムにする気!?」


「あは☆愛里菜…さーせんっ!」