バレンタインのキセキ。





何故に?


ていうか…


『何でそんな話しに?』


正直言うと、一番の疑問。


すると、竜はいきなり黙り込み下の方に目線を落としていた。



「……なんとなく」


そう言った竜は嘘っぽかったけど一応

『ふ〜ん』

と返事しておいた。




「じゃあ、好きな奴は?」

『えっ!?//』



あー、びっくりだよ!!
気になってる人に
いきなり、そう聞かれるなんて!



『す、好きな人はいないけど…気になる人はいる』



うん、遠回しに
竜が気になっていると
いうことを伝える。


名前は出してないけどもι


「誰?」



どきーんっ!!!


さすがに焦った。
図星反応おこしそうだった。



『ひ、秘密!!りゅ、竜は?好きな子とヵ、いないの?』



混乱した様子で咄嗟に出た質問。




「……いる」


えっ…、
軽く傷つく…。

やっぱいるんだぁ…


『誰?』


ドキドキしながら聞くと、



「誰とは言わねーけど、会って間もない奴に…」




ん?


あたしの方に竜が近寄って
きてるような…?