バレンタインのキセキ。





嘘でも否定を
してくれないかな。

竜くん。



けど、あたし、仮に
竜の事、気になってる
から…


触れあって…?たから
本当にドキドキ
したんだけど///



『嘘でも拒否を願う//』

「嘘。お前痩せすぎ、太れ。つーか何で顔赤いわけ?」

『えぇっ?てか赤くないしっ!//』


「ふーん」



よ、良かった…

あんまり?気にして
なさそう。



「万莉奈も座れば?」

『あっ、うん』


竜は、フェンスに身を任せるようにして寄り掛かっていた。


あたしは少し、寄り掛かるようにして足を前にどーんと突き出し座った。



その時、心地好い風が吹いた。



『きもちー♪』


け伸びをし、小さい欠伸をした。


「確かに。オレここあんまり人もあんまこねーし、気に入ってんだよ」




……でしょうね。
鍵はあなたが持ってるん
ですから。

入って来るとしても

…竜を追い掛ける先生達ぐらい?


あ、でもあたし昨日入れた。
何でだろ?

開けっ放しだったとか?


なんて、めちゃくちゃ失礼な事と昨日の事を考えてたあたし。

そんなことを言えるわけもなく、



『たしかにぃ』