バレンタインのキセキ。





『竜、その鍵どこの?』


思い切って聞いてみる。


もしここのだったら、
何で持ってんの!?

って事になる。




「ココの以外どこがあんの?」



あらま。
マジでそうなんですか。


何で持ってんのさ、マジで。



「何で持ってんの」


『へ?』


「って顔してんな」



何故に分かるこの人ー!!?


エスパー!?



「今エスパーとヵ思ってただろ」


『あ、えっ…!?』


本当何で分かんのさ!!!
あたし図星反応じゃん!!




「図星かよ、お前マジウケる」


口角を少し上げ、笑う竜。


ガーン…!

遊ばれた気分だよ!!
ねぇ!

あーっ!←



ブツブツと心の中で愚痴を零していると、いつの間にか隣にいた竜がいなくなってた。



あり…?
どこだ、竜??

床には寝てないし…


あっ!
もしかしてあたしを
置いてどっか行った!?



混乱してるあたしに

「おい、真李奈何してんだよ。早く上ってこい!」

竜の声が降ってきた。



声の方に体をむける。


はい、竜は屋上の機械の上のコンクリート床のところにいました☆