『今のって褒め言葉?』
「…以外にどう扱う気だ?」
『嫌味』
「アホか」
コツンと頭を小突かれる。
『アホじゃないもん。天才だもん』
「バカ」
『バカじゃないもん。てんさ…』
「はいはい、いい加減終わろうか」
あたし達のやり取りを見てた浬が、強制的終了させる。
うー…
あたし天才だもーん。←
バカでもアホでも
ないもーん。
「……………」
ふと、実咲の方を見ると妙に静かで負のオーラを漂わせながら明後日の方向を向いていた。
大丈夫かみしゃきちゃんι
重症だなぁι
いつか魂も出たりしな…←
あたしは、実咲の隣へと移動する。
『実咲、どしたの?負のオーラが出てるよι』
「真莉奈ぁ…、話し聞いてくれる?」
『うん、場所変えようか』
「うん」
あたしは、残り四人に
『ちょっと行ってくる〜』
とだけ言って、実咲を連れて裏庭に向かった。
裏庭には、人気がない。
前の中学校では
カップルの人気
スポットだったのに…

