「どういたま〜」



何でかな。


お姉ちゃんには、

「どういたま〜」

っていう言葉が似合ってる気がする。笑



ふと、時計を見ると


"7:50"



あ、


『遅刻する…!!!』



ヤバい!!
遅れる!!!


あたしは、バタバタと足を急がせ、玄関に向かう。


適当にハイカットを履いて

『行ってきまーす!!』


とだけ言って、全力疾走で学校へと走った。



8時には門が閉められ、間に合わなかった人は遅刻とされ、内申が下がっていく。



『うぉおおぉぉ!!』


こう、走っている間に周りからは変な目で見られていたのは言うまでもナイ。





ガラガラ…



ま、間に合った…。



あたしが門を通ったのは、閉められる5秒前だったι



「真李奈(ちゃん)おはよー(はよー)」


教室に入るなり、実咲、愛里菜、浬、幸からのオハオハコーラス。笑



そして、皆ほぼ同士に目を見開く。



「真李奈!何その格好!?マジ可愛いんだけど!!」


実咲ちゃん、興奮気味。


「ヤバ!!それブランドじゃん!」


愛里菜ちゃん、物知り。