バレンタインのキセキ。





だけど竜は、そんなあたしに優しく微笑み掛けてきて、ありえない言葉を発した。



「腕時計、とってやろっか?」


『えっ?』



まぢですかーっ!!///

えっ?
欲しい腕時計を…
イケメーン竜くんにぃ??笑


「うん、そうした方がいいぜ☆竜の奴、UFOキャッチャーの神だから。笑」


幸が腕を体の前で、軽く組みながらにっこりとした笑顔でうんうん、と相打ちを打つようにして教えてくれた。




UFOキャッチャーの神…
うーけーる!!


神って!!
神だって!!!
ギャハハハハ!!!!


はい、あたしは心の中で爆笑中。

変なツボにはまった。と自分でも分かる。



一応、


『じゃあ、お願いする♪あのピンクがいいっ!!』


と頼んだ。



「了解、金は真李奈が出せよ?」


『はっ!?』



いぃぃ!?

意地悪な笑みを浮かべたと思ったら金出せって…


何て奴…!!←



「いーじゃねぇかよ。100円でいいんだぜ?」



100円でいいって…

もろ、自分!一回であんな時計くらいとれますからって、言ってんのと同じだよ!!