バレンタインのキセキ。





「さっきの、浬達のからかい、ごめんな?」


えっ!?

竜が謝ることなんて、ないのに…


浬達が悪いから…


てかあたしむしろ楽しんでた。



『ううん、大丈夫だよ。竜何にも悪い事してないし』


「そうか?」

『うん』


「ならよかった」


と言いながら、あたしに笑顔を見せてきた。



『////!』



ヤバっ…
今の笑顔は反則だ!!

鼻血でそう…

うん、それくらいかっこよかった。


竜って何してもかっこよさそう。




そーしーて、
楽しい楽しい放課後に。



ゲーセンに行く途中、幸が口を開いた。


「そういえば、真李奈ちゃんに俺等のメアドとか教えてなくね?そして教えてもらってない」


「あたし達は交換したけど、幸達はまだだったもんね」



愛里菜は説明を付け加えてあげてた。

いわゆるメモ?みたいな。



『んじゃあ、交換しようよ』


あたしは携帯を制服のポケットから取り出し、男子3人に向ける。



そして3人共、携帯をとりだして、

交換終了☆