「真李奈ぁ〜あんた竜くんと何してたの〜?」
実咲がにやにやと笑いながら聞いてくる。
『な、何もしてないって!』
実咲…
絶対あたしをからかってる。
「本当に〜?あっやし〜」
まだ言うか!
『本当だって!ただ今日の放課後の話ししてただけだもん!』
あたしが必死になって否定してる姿を見て実咲は、爆笑していた。
実咲…あんた、Sだね。
そしてもう片方でも…
「竜〜お前真李奈ちゃんに何かしたんじゃねーだろうなぁ?」
「っ!はぁ!?真李奈には何もしてねぇって!」
浬が竜をからかっていた。
実咲と浬は似たもん同士だな…。
絶対。
「おっ、真李奈だってよ〜!皆聞いたか〜!?」
笑顔で手を
メガホンの形にして
言いふらす浬の姿は、
悪魔同然だった。
おもしろ〜☆
浬ってお笑い系絶対向いてるな。
ツッコミ役ででてきたりして♪
「馬鹿浬!からかうんじゃねぇっ」
竜が顔を赤くしながら
言うもんだから、
あたしは可笑しくなって笑った。

