「だな、バスで次はオレが寝るかもな」


『え〜!あたしも寝たいよ!』


「いや、真李奈が寝てた時オレは起きといたんだからな?だから真李奈も起きとけ」


『うーん…。そん時次第さっ!』


「何だよそれ」



他愛のない話をしながらも、観覧車はどんどん頂上を目指しながらのぼっていく。






「なぁ、」


『ん?』



何でだろ、
何か真剣な話っぽい…





「オレさ、昨日屋上で好きな奴の事言ったよな?」


『う、うん。言った』



そのあとキスされて…//


あー!思い出すだけで
ドキドキする…///





「その好きな奴、教えてやろうか?」



え…?


いきなり!?

どうしよう…。


竜、誰が好きなのかな?



なんか嫌だな、あたしじゃ
ない子を好きだったら…




って、あたし完全に矛盾してんじゃん…。



さっきは好きなのかな?で
今は好きで、あたし以外の子
を好きになってる竜を嫌だと
思ってしまう…。



でも、やっぱり聞きたいもんは聞きたい!



『う、うん』