「愛子ちゃん、愛されてるね」
晴子ちゃんは茶化す様に言うとあたしだけに聞こえるような声で言った。
「愛子ちゃん、おめでとう。愛子ちゃんはきっと幸せになれるよ」
あたしはその言葉にまた涙を流した。
「・・・泣くなよ」
宏太は呆れた様に言うけど出るものはしょうがない。
「だって・・・幸せすぎだよ」
大好きな人と結ばれる・・・。
「こんなに、両思いが幸せなんて知らなかったよ」
ぎゅっ
えっ・・・。
「・・・あたしいない方がいい?」
「あぁ、夫のとこに帰れ」
「言われなくても帰りますよっ」
宏太はあたしを抱きしめたまま晴子ちゃんと話す。
前まではこんなことをされても、きっと晴子ちゃんと話してる方が嬉しいんだろうなと思っていた。
でも今は、ちゃんと分かる。
宏太もあたしのことを好きなんだと・・・。

