「なんで?」
宏太は目を大きくして言った。
「あたしも、もう26歳だよ?
・・・もう辛い恋で年を取っていきたくないの。
それにあたし結婚しようと思うの」
この時始めて宏太に結婚する事を言った。
あたし今どんな表情をしているんだろ・・・。
自分が今どんな表情をしているか分からないけど確かなことは、笑顔ではないこと。
だって、あたしの目の前にいる宏太があたしを見て辛そうな表情をしたから。
宏太・・・6年間長かったね。。
宏太を好きになって正直嬉しいより辛い方が多かった。
でも、やっぱり宏太と付き合った時間はあたしに大切な時間だった。
でもこれでお別れだよ・・・?
"さようなら"と口を動かそうとした。
「嫌だ」
でも宏太の言葉に出かけた言葉を止めた。
宏太、嫌だって言った?
宏太は一瞬微笑むと真剣な顔で言った。
「愛子、俺と結婚してくれないか?」
あたしが欲しかったあなたからの一生共にいられる約束を―――――

