「宏太が来た時、あたしが来たことと、あたしが結婚すること・・・内緒にしててほしいの」
「内緒に・・・?」
「うん。まだ宏太には伝えてないの」
あたしは宏太にいつ伝えるか決めていた。
「分かった。でも1つ聞いていい?」
「うん。なに?」
「なんで宏太と結婚しないの?」
「宏太とあたしの想いは違うから・・・」
「あたしには意味が分からないよ」
晴子ちゃんにとっては、あたしと宏太は両想いだと思ってるもん・・・分かる訳ないよね。
「晴子ちゃん、お願いしていいかな?」
「なに?」
「結婚式はずっと笑顔でね」
「・・・それは約束できないかも」
「なんで?」
「幸せすぎて泣いちゃうかも」
「それはずっと笑ってるより、もっと嬉しいことだよ。
じゃあ宏太が来ちゃいけないし、あたし行くね」
「うん。じゃあまたね、愛子ちゃん」
「うん。晴子ちゃん結婚おめでとう」
晴子ちゃんがいる控え室を笑顔で去った。

