「宏太っ」
晴子が呼ぶと宏太と目が合った。
「・・・宏太」
「桜、久しぶりだな」
え・・・?
今・・・宏太・・"サク"って呼んでくれなかった。
「晴子はそうでもないな」
「週1ペースで宏太が遊びに来るからね」
晴子と宏太は楽しそうに会話をする。
でも、あたしはその会話に入れない。
「桜、どうした?」
宏太があたしの異変に気がついた。
「別になにもないよ」
やっぱり・・・"サク"じゃない。
宏太・・・なんで?
「そうか・・・?」
「うん」
"サク"って呼んでよ。
あたしは気づかない内にいつの間にか宏太と距離ができていた。
「宏太、座れば?」
「そうだな」
宏太はあたしの目の前に座った。

