嵐士:『翔ちゃん、ほな行こか‥‥‥。』 俺は翔の手をとり、最後の花道を歩き始めた。 障害を持つ児童たちの手で作ったアーチ‥‥‥ 素晴らしいよな‥‥‥ 素敵やわな‥‥‥ 大人みたいに汚れてないもんな‥‥ それを知る事が出来て、そのアーチをくぐる事が出来て‥‥‥ ほんまに心が洗われるような気がした‥‥。 そして全てのアーチをくぐりぬけて‥‥ 俺と翔は車に乗り込み‥‥‥ 職員と児童達に見送られながら‥‥‥ 一年間お世話になった施設を後にした‥‥‥。