「じゃ、ワンダーランドで待ってるから☆絶対来てよね、お友達も♪」

そう白うさぎは言うとあたし達の前から去って行った。

「何、今の。」

あ然とするあたし達。

「ってか、何時もこんなとこでビラ配りなんてやってた?」

美咲の言葉に、あたしも首を傾げる。

「何か怪しい…捨てちゃえっ!」

そう言って、美咲はもらったチラシをクシャクシャに丸めて近くのゴミ箱に捨てた。

あたしは捨てるフリをして、こっそりそのチラシをカバンに閉まった。

何故だかウサギとワンダーランドっていう、夢に出てきたキーワードが引っかかっていた…