「・・・ごめん」 そう言って、無言でうつむく亮くんに。 つかさ兄は、ひと息ため息をついた後、 パッと亮くんから手を外した。 「帰る」 そう言って、あたしの方を向くと 「悪かったな」 って、優しくあたしの頭を、ぽんぽんっと触って つかさ兄は、隣の家へと入っていった。 取り残された、亮くんとアタシ。 どうしよう・・・