「・・・」 つかさ兄から、ただ目が離せなくて。 言葉を発するのも忘れて。 ただ見つめ合った状態で。 何だか金縛りにあったみたいに、動けなくて。 今日のつかさ兄、何だか変だよ・・・ 「お待たせ〜☆ って、アレ、あたしタイミング悪かった・・?」 突然、リビングのドアを開けて顔を覗かせたリエ先輩。 「ぜ、全然っ!!!何言ってるんですか!?誤解ですっ!!」 慌てて、つかさ兄から距離をとって、ソファーから立ち上がるあたし。