『こんなにあるの!?絶対一日で終わんないじゃん』




玄関を出てすぐに、たくさんの花火を抱えた圭に、あたしは笑いながらそう言った。




『終わんなかったらまた明日やればいいだろ』


『ま、そうだけど』





宿題に花火に…


ってことは、明日も朝から晩まで…一緒にいられるかもしれないってこと?




『なにニヤついてんだよ』


『えっ?別にニヤついてなんかないし!』





嬉しくて…


思わず顔がニヤけてしまってた。




絶対変なヤツだと思われてるよね。