『けっ…圭と二人?えっ…まぁ…どうしてもしたいって言うならしてあげてもいいけどさ。』 可愛くないあたしは素っ気なくそう言うと、あたしを見つめていた圭からサッと目をそらした。 こんな時… もっと可愛く答えることができたら。 もっと素直にうん、やりたい!って言うことができたら…。 二人で花火なんて。 本当はすっごくすっごく嬉しいのに。 なんであたしはいつもこんなふうに一言多くなっちゃうんだろう。