『なにあんた達ケンカでもしたの?』
『なんかいつもと違うよね』
そんなあたし達の雰囲気に気付いたのか、お母さん達はそう言ってあたし達を交互に見つめていた。
『なにもないし。ね?圭』
『おー。なんもねーよ!』
あたし達はお互い、親達に向かってそう言った。
だいたい…圭が訳わかんないこと言ったまま話を放置するからじゃん。
さっきの言葉の続きは一体何だったんだろう。
向かい側に座る圭をチラっと見ながら…夕食を食べるあたしはいつもより食事が喉を通らなかった。
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