『あ、静菜ちゃん。この布団で寝てたらいいわ』





親族用の控室に行くと、他にも親戚の叔母さん二人がいて。




他に人がいるのに、敷かれている布団でなんか眠れるわけないな…

そう思って…





『ちょっとトイレ、行ってきます』





そう言ってすぐに控室から出た。






誰もがあたしに気を使ってる。




母親を失った、可哀相な子供。






でもね、違うんだよ。





お母さんはね、




あたしが殺したようなものなんだよ。