そして――― 午後7時。 お母さんの通夜が始まり、参列者がお焼香をあげるために足を運んでくれている姿に目を向けると―――― そこには何故か――― 親戚の人や遥に混じって…いるはずのない人が、たくさんの人達に混ざって参列していた。 何で? 何で凜が――― 凜がいるの?