残された手紙は……


あたしにはあまりにも重過ぎて。





一度読み終えてからは…



もう二度と見返すことはしなかった。







あんなことがなかったら。




あたしが圭と…隠れて会ったりしなかったら……



お母さんは自ら死を選ぶようなことはしなかったのかもしれない。







『…んっ………』






抑えきれなくて。




涙はずっと…一晩中流れ続けた。