『んで………』





手紙を読み終えたあたしの瞳から―――


ポロポロと涙が溢れていく。






『なんでなの………』





お母さんは………


やっぱりお父さんのことが大好きで。




許せなくても……


ずっとキライにはなれなかったんでしょ?





あたしのことも………


許したい―――って。



そう思いながら、ずっと自分の気持ちと戦ってくれてたんだよね?






だったら…。




生きていてほしかった。





生きて生きて。




もっとぶつかって。



喧嘩して泣いて。




最後に…また笑い合いたかった。