『どうしたの?』


『えっ?』


『なんか静菜泣きそうな顔じゃない?』


『そう?あ、今あくびしたからかもー』






凜は、そっか、と言って微笑んで。



あたしの隣を同じ歩幅で歩いていた。






このまま凜にも隠していたら………


きっとあたしは後悔する。





やっぱり凜には……



正直に話そう。





嫌われるかもしれない。


ケンカになっちゃうかもしれない。



でも……それでも友達にウソをつき続けるのは……


もうやめたかった。




今日の放課後……



ちゃんと凜に話をしよう。