『静菜ももう寝なさい。あと……ごめんね、弱いお母さんで』 おばあちゃんはそう言うと、悲しい表情のまま、部屋から出ていった。 きっとおばあちゃんも苦しかったんだと思う。 離婚して、あたしを連れて帰ってきた娘が鬱病になってて。 何も出来ずに寝たきりみたいな状態だった時は、あたしやお母さんのお世話やいろんなことを、仕事であまり家にいないおじいちゃんには一切頼らずに…全部一人でやっていたから。 『…ぅ………っ……』 圭…… どうしたらいいのかな。 涙が…止まらないよ……