『裏切りもの!出ていきな!あんたなんか……引き取るんじゃなかった!』 吐き捨てるように、お母さんはそう言うと、崩れ落ちるように…その場で泣き崩れた。 『ごめ……なさいっ……』 ただ謝ることしかできなくて。 『ごめんなさい…お母さん……』 あたしはずっと… 謝り続けた。 『……るさい…うるさいうるさいうるさい!だいたいこんなものがあるからよ!こんなもの……っ!』 お母さんはそう言うと、手にしていたあたしの携帯を、勢いよく廊下の壁へと投げつけた。