でも何故か自分の部屋が妙に気になって。



あたしはそっと階段を登っていた。





静かに……音を立てないように。


一段一段…登っていったんだ。







………えっ!?




自分の部屋の手前で、思わず足が止まる。




消したはずの部屋の電気が…何故かついていたからだ。





どうして?



心臓の音がバクバクいってて。



不安の波が……一気に押し寄せてくる。





それは、あたしが悪いんだけど。




いつもは肌身離さず持っていたはずの携帯を……



この時は何故か置いたままにしていたからだ。