『おっ!出てきたぞ』
そして出来上がったそのプリクラを、圭が取り出してあたしに手渡してきた。
『なにこれーっ』
あたしの顔に、思わず笑顔がこぼれる。
『ドラえもんのつもり?超ヘタくそだし』
『はぁー?どう見てもドラえもんじゃねーか』
圭が落書きしたプリクラには、訳の分からないヘタくそなドラえもんが描かれていた。
『ほんと絵の才能ないよね、昔っから』
『はぁ?お前ほんと失礼なやつだな』
圭はそう言って怒ったフリをしたけど。
すぐに顔が緩んで笑顔になっていた。
昔っから…変わらないね。
絵のヘタさも。
その笑顔も。



