『同じクラスの結木静菜ちゃん。あたしの一番仲良しの友達なんだぁ』
凜は…
嬉しそうな顔をしながら…圭にそう言った。
『あのさぁ…俺達…』
『はっ、初めまして!凜の友達の結木静菜です』
だからあたしは…
圭の言葉を遮るように…
初めて圭と会ったかのようにその場を取り繕っていった。
『はっ?なに言って』
『大倉くんって凜と同じ塾なんでしょ?サッカーしながら塾も通ってて、すごいね』
ただ出てくる言葉を必死に並べて。
凜に怪しまれないようにって…
ただそれだけを考えていた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…