『でさ〜、超おもしろかったんだ』 『マジで!?俺も見たかったなぁ〜』 『あ、俺録画してるから見に来いよ』 通学路を歩くあたし達。 いつもと変わらない話し声。 いつもと変わらない…光景。 なにも変わってないはずなのに。 確かに何かが変わってた。 それはきっと――― あたしだけが感じていた変化だったんだ。