『静菜好きな人でもできたんじゃない?』
『えっ、できてないしー』
『本当にー?でもなんか今日ずっとニコニコだしご機嫌だよね』
『うん、昨日ね、ずっと会えてなかった親友と久しぶりに会えたからさ、なんかスッキリしたっていうか』
『そっか…よかったね。親友とか聞かされたらちょっとヤキモチ妬いちゃうけど。でも静菜がニコニコになれるならよかった♪』
凜はそう言って、あたしに笑顔を見せてくれた。
凜?
凜もね、大切な友達だよ。
きっとあたし達、親友になれるようなそんな気がする。
『凜は?好きな人いないの?』
ふと恋バナに花が咲いて。
あたしは凜の恋愛話に少し突っ込んでみた。