心を無くしてしまえば…
悲しみも、痛みも。
感じなくてすむ。
一番ラクでいられるようなそんな生き方を、あたしは見つけた。
圭のことも考えなくなった。
考えたら苦しくなるから。
だから考えないようにしてた。
お正月、遥からは年賀状が届いて。
地元の中学ではなく私立中学に進学することを知った。
遥とも全然会ってないし、電話もできなかったから…私立中学に行くことを知った時、なんだか寂しく感じた。
友達なのに…全然知らなかったし。
決まったあとの…事後報告だったから。
連絡できなかったあたしが悪いんだけど…
なんか寂しかったんだ。