『まだ俺達ガキだけどさ……俺は一生静のこと好きでいる自信あるから』


『一生?』


『うん。一生!約束する』






小学五年生の最後の日。



あたし達はまだ幼い子供だったけど。






『あたしも…ずっとずっと…一生好き!約束する!』





そんな生涯に渡る約束をした。









お互いの気持ちを伝え合って。


生涯好きでいる約束までして。




だけどやっぱり子供だったあたし達は…


それが精一杯で。





大人みたいに何かを自由にできるわけじゃなかったから…


それ以上の何かはなかったけど。




ただ抱きしめ合って。


そんな約束をしたんだ。