『じゃあ…静菜。いいよ。お父さんと暮らしな……お母さんは静菜と一緒に居たかったけど………向こうに戻ったらいい…。お父さんのところに戻りなさい』
あたしにそう言ったお母さんの声は震えていて。
瞳からはポロポロと涙が溢れてた。
なのに笑顔で。
笑顔で……お母さんはあたしにそう言ったんだ。
『やだ……よ…っ……』
無理して笑顔作って。
あたしにお父さんのところに行っていいって。
行けると思う?
行けるわけないじゃん……
そんなに悲しい顔して笑ってるお母さんを…
ほっとけるわけないよ…
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…