『やだっ!帰るもん!遥とも学校でしか会えなくなるじゃん!あゆ姉にも慎にも…圭にも…』


『だったら一人で帰りなさい!分からないんだったらもういいよ…静菜も勝手にすればいい…』


『なっ……』





何で?って。


おかしいのはお母さんじゃん!って。


言いたいのに言えなかった。




悲しい顔で。


今にも泣きそうで。


寂しそうにそう言ったお母さんに…


そんなこと、言えるわけなかった。





『分かったよ。ここから通うから』



だからそう言って。



あたしの生活環境は変わっていったんだ。