『お前自分が何したか分かってんのか!』 そして…――― そんな声は隣の部屋からも聞こえてきて。 怒鳴り声をあげていたのは、圭のお父さんの声だった。 一体……何があったの? なんだか怖くて。 不安でたまらなくなっていく。 でも、そんなあたしに気付いたのか… 圭がその時、あたしの手をギュッと握ってくれた。 もしかしたら圭も不安だったからかもしれない。 何か嫌なことが起きている。 確かなことは何も分からないけど。 あたし達はそう感じていたように思うから。