小学校五年生の冬休み。



長野県の白馬のペンションで…


圭と並んであたしは眠りについた。






また明日が楽しみで。



どんな明日が待ってるんだろう?


そう考えて…わくわくしてなかなか寝付けなかったことを、今でもハッキリと覚えてる。




幸せなあったかい気持ちで、心はいっぱいに満たされていたはずなのに。




それが全て無くなってしまうなんてこと…


あたし達はまだ何も知らなかったんだ。